面白かった本について語るPoadcast、ブックカタリスト。
今回は、人間の色覚と色について語りました。(『見たい! 聞きたい! 透明水彩! 画家と化学者が語る技法と画材』、『ひとの目、驚異の進化: 4つの凄い視覚能力があるわけ』をメイントピックにしつつ、わりとフリーで語った感じです)
お絵かきというものを始めてみて一番面白かったのは、今回のような「お絵かきをしなかったら絶対興味を持たなかったであろうこと」にも興味を持つことが出来たことです。(お絵かきをしなかったら「絵の具ってどういうものなんだろう」なんてことを考える人はまずいないですよね?)
世の中のありとあらゆることって「知ってる」と「やってる」にはとてつもなく大きな壁があって、これを乗り越えた数が多ければ多いほど、多くのことに興味関心を持てるようになるのではないか、と感じます。
で、この「知ってる」と「やってる」って、最初の一歩は本当にめちゃくちゃ小さな違いでしかないんですよね。
半歩踏み込んで、ちょっとだけ試してみる。これができるだけで、数週間、数ヶ月後には、技術だけでなく、世界の見え方にもめちゃくちゃ大きな差が生まれてくるのではないかと思います。
ごりゅごは最近世界の「色の見え方」がけっこう変わった感じがして、これまでより1段階、世界を見ることが楽しくなりました。
以下、要約です。
話題: 色覚と絵画の科学的・進化論的視点
* 色と絵画の科学的視点
* 水彩画に関する技法や画材について紹介
* 色相、彩度、明度など色の基本的な概念の説明
* 水彩絵具の化学的背景、特に顔料と染料の違いについて
* 絵具の色が変わる要因(粒子の大きさや混色)について
* 絵画における色の選択や新しい色彩の開発についての話題
* 人間の色覚と進化
* 人間の色覚が進化した背景として、食物の識別だけでなく、肌の色の変化を見分ける能力が重視された可能性
* 肌色の変化を見分けることが、コミュニケーションや社会的協調性において重要であったこと
* 四季覚異常が男性に多い理由とその進化論的説明
* 色覚の進化に伴う顔の毛の減少とその影響
* 進化論と社会的影響
* 肌色の違いが進化論的にあまり変わらないこと、しかし人間はそれを非常に敏感に感じ取ること
* 現代社会における肌色の違いが持つ社会的問題
* 人種間の肌色の違いの理解とその文化的影響について
* VRやテキストコミュニケーションにおける表情や肌色の非依存性とその可能性
今回出てきた本はこちらで紹介しています。
📖ブックカタリストで紹介した本 - ナレッジスタック - Obsidian Publish
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