185. 離婚回避の手紙の書き方 別れを受け入れる?諦めない? 夫婦関係を救うカギを聖書から


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Sep 18 2023 22 mins  

今回の音声では、離婚を回避するための手紙の書き方に焦点を当てて、大切な問いかけに向き合ってみましょう:受け入れることと、諦めないこと、どちらが良いのでしょうか? 夫婦関係修復のカウンセリングでは、この質問は繰り返し出てきます。 現在、離婚回避の手紙を奥さんに書いている男性クライアントさんからの質問に聖書からお答えしたいと思います。 奥さんの意思を受け入れて離婚すべきか、諦めないで修復を目指すべきかの悩み。 そして、受け入れることを手紙で伝えるべきかどうか、どのように表現すべきかどうかというためらいを覚えておられます。 結論:大切なのは相手の幸せを願う気持ち 1. 手紙を書くのは愛を知ってもらうため 2. 結果を恐れると身動きできなくなる 3. 愛は恐れを乗り越えさせる 1. 手紙を書くのは愛を知ってもらうため 私は大きな苦しみと心の嘆きから、涙ながらにあなたがたに手紙を書きました。 それは、あなたがたを悲しませるためではなく、私があなたがたに対して抱いている、あふれるばかりの愛を、あなたがたに知ってもらうためでした。 Ⅱコリント人への手紙2:4 使徒パウロは、コリントの教会へ手紙を書きました。 それは「涙の手紙」と呼ばれています。 コリントの教会と使徒パウロの関係が危機に瀕していた時にこの手紙を書いたのです。それはとても厳しいコリントのクリスチャンたちを叱る内容の手紙だったようです。 しかしその手紙が書かれた目的は、パウロが彼らに対して抱いていた「あふれるばかりの愛を知ってもらうため」だったのです。 夫婦関係修復の手紙もこれと同じ目的をもって書く必要があります。 相手に対する「愛を知ってもらうため」の手紙です。 つまり、読んだ奥さんが「この人は私の幸せを大切に思ってくれているのね」「この人は本当に私を大切に思ってくれているのだわ」と感じるような手紙です。 その手紙で奥さんを操作して、自分の願う結果へと誘導するのではありません。 言い換えれば、何とかして離婚をとどまってもらうために書く手紙ではないのです。 そうであれば、しばらくは夫婦としてとどまることはできても、遅かれ早かれ同じような関係の危機に瀕して、さらに関係が悪化することになります。 2. 結果を恐れると身動きできなくなる 人を恐れると罠にかかる。しかし、主に信頼する者は高い所にかくまわれる。 箴言29:25 聖書の中で知恵の書と呼ばれる箴言は格言を集めて編集されたものです。 そこには人を恐れている状態を「罠にかかる」のと同じ状態だと書かれています。 罠にかかった動物が身動きできなくなって、捕らえられ、殺されてしまうように、人を恐れる人も精神的に身動きができなくなってしまうことを教えています。 「こうなったらどうしよう」と思考停止に陥ってしまう状態と言っていいでしょう。 しかし、神さまに信頼する人は「高い所にかくまわれる」とあるように、心の平安を保ち、自由に考えることができます。 「手紙を渡しても、奥さんの気持ちが変わらずに、離婚になったらどうしよう」という気持ちはとてもリアルで、恐ろしいものです。 この気持ちにとらわれると「罠」にかかった状態になってしまいます。 それ以外のことが考えられずパニック状態になり、思考停止に陥ってしまうのです。 手紙を書いていても「どうやったら離婚が避けられるだろうか?」というところにいつも思いが行ってしまい、堂々巡りをするようになります。 まるで罠にとらえられた動物が、檻の中でうろうろしているような状態になってしまいます。 この状態は本当に苦しいものです。 この場合「主に信頼する」ことが鍵になります。 結果は神様にゆだねて、今自分にできることを、あせらず、急がず、怠らず、ていねいにやっていくのです。 何よりも聖書によって示された、自分の罪を姿を見つめ、悔い改めて変わる努力を積み重ねていくことです。 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが「できるベストをしつつ神様にゆだねる」と聖書的に言い換えることが可能です。 このクライアントさんに差し上げたアドバイスは「今までのカウンセリングで読んだ聖書の箇所を読み返しながら、一緒に話した内容のメモを見返し、思いを手紙につづっていくこと」というものでした。 3. 愛は恐れを乗り越えさせる 愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。恐れには罰が伴い、恐れる者は、愛において全きものとなっていないのです。 Ⅰヨハネの手紙4:18 ヨハネは「愛の使徒」と呼ばれるほど愛することの大切さを語った人でした。 彼自身が非常に自己中心的な人間からイエス・キリストの愛を受けて大きく人格を変えられた人だったのです。 その彼が恐れを克服する方法として「全き愛は恐れを締め出します。」と語ります。 恐れというには結局は自分が将来受けるであろう苦痛の可能性に集中している状態です。 つまり恐れる者は「自分中心」の考え方から抜け出せていない状態だと教えているのです。 イエス・キリストは私たちのためにいのちを捨てたと聖書は語ります。 自分の苦痛を恐れている人は誰かのために自分を捨てることはできないのです。 恐れを乗り越える唯一の方法は「自分よりも相手の方が大切だ」という目で相手を見ることなのです。 これは私たち人間が自分の努力でできることではありません。 「全き愛」をお持ちの方はイエス・キリストだけです。 ですから、私たちはこの方からこの愛を学ぶ必要があるのです。 聖書は「自分のからだのように自分の妻を愛しなさい」と夫たちに命じます。 それは「全き愛」を奥さんたちに対して持つように、最大限の努力をしなさい、と言っているのと同じです。 「自分と離婚せず、夫婦関係修復をすることが奥さんにとって本当の幸せになるだろうか?」 「自分はだれのためにこの離婚回避を願っているのか?」 これらの質問を自らにしてみることが大切です。 その答えが「私が全き愛で奥さんを愛するので、彼女は必ず幸せになれるはず」と心から言える時、恐れから自由になると言えるでしょう。 そして、結果を神さまにゆだねて、心からの愛を、手紙で奥さんに伝えることができるようになるでしょう。

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