第36回|主治医意見書で異動拒否/AIで仕事は奪われるのか/日本語の作文技術


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Dec 26 2023 66 mins   2

今回は、3人がそれぞれ持ち寄ったテーマを話しました。

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■話した内容
1. 雑談

2. 主治医意見書を用いて異動を拒否するケースへの対応

  • 第10回
  • 医学的に異動ができない→そもそも健康基準を満たせないということで、不完全労務提供
  • 本人が異動したくないだけ→「部署を限定するという労働条件変更の申し入れですか?」
  • もはや異動拒否と変わらないのでは
  • 何も措置せず異動を敢行すると安全配慮義務違反になりかねない
  • 主治医を訪問する(弁護士も同席する)ことの効果は?
  • 本人に対してしっかり説明して対応した方が良い

3. AIに我々の仕事を奪われるのか

  • 弁護士の仕事の本質は、依頼者本人の話を聞いて気持ちを晴れさせること?
  • 本人の話を聞く役割と、実務部分を切り分けると、AIが活用できるのでは
  • 弁護士がAIを活用するということと、裁判がAIにより行われるということは、まだ大きな溝がありそう
  • 産業医は、五感を駆使する必要がある業務が残るが、、、
  • 面接シナリオドラフト等はAIにフィットするのでは
  • 社労士は、企業の業務が標準化されていけば、AI活用が進みそう
  • 復職名人AI

4. 日本語の作文技術

本多勝一、講談社 (1) 修飾のルール

  • 直結 × 私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った ○ 鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った
  • 長い順に ○ 明日はたぶん大雨になるのではないかと私は思った × 私は明日はたぶん大雨になるのではないかと思った × 明日は雨だとこの地方の自然に長くなじんできた私は直感した ○ この地方の自然に長くなじんできた私は明日は雨だと直感した
  • (同じくらいの長さなら)大状況を前に ○ 初夏の雨がもえる若葉に豊かな潤いを与えた × 豊かな潤いをもえる若葉に初夏の雨が与えた

(2) 句点の打ち方

  • 長い修飾語が二つ以上あるとき、その境界に点を打つ × 業界の流れを知る幹部も若手も、今年の状況について聞くと、後ろめたそうな顔になった。 ○ 業界の流れを知る幹部も、若手も、今年の状況について聞くと、後ろめたそうな顔になった。
  • 語順が逆順の場合に点を打つ × 渡辺刑事は血まみれになって逃げ出した賊を追いかけた。 ○ 血まみれになって逃げ出した賊を渡辺刑事は追いかけた。 ○ 渡辺刑事は、血まみれになって逃げ出した賊を追いかけた。