地球温暖化による気候変動対策が急務となっている今、サスティナブルな観点でのビジネス需要はますます高まりを見せています。
全世界がひとつになって実現すべきミッションは、2050年までに、温室効果ガスの排出をゼロにすること。そして今や、気候変動対策はエネルギー分野の問題だけでなく、政治経済や金融システム、そして、次世代を担う人たちのライフスタイルすべてに影響をもたらしています。
Episode6では、ゲストにグリーントランスフォーメーション(以下、GX)の「今」を発信し続ける、NewsPicks NY支局長の森川潤さん、アクセンチュアチャイナのマネージングディレクターとして、サステナビリティとエクスペリメンスデザインを担当するルカ・フォンさんをお招きして、GXの最前線に迫りながら、グリーンテック市場の現況や日本が抱える問題点を、さまざまな角度からディスカッションしていきます。
第1話では、日本のGXの現状、中国や米国の実情との比較、そして新時代の再エネの巨人「グリーン・ジャイアント」についてお話いただきます。
・日本のGXは盛り上がりに欠ける?
・矛盾する施策:雨に濡れないよう被せるビニール袋/都市のゴミ箱の数
・中国にはすでに5400万もの「グリーンジョブ」がある!?
・「価格/品質/利便性 > 持続可能性」の構図は中国も変わらず
・近年のグリーンエネルギー市場を席巻する中国
・2020年10月に起きた、日本のエネルギー業界の「歴史的瞬間」
・新たに業界の盟主へと躍り出た「グリーン・ジャイアント」の台頭
・日本にグリーン・ジャイアントと呼ばれる企業は”ない”?
etc...
【出演】
森川潤(もりかわ・じゅん)|NewsPicksニューヨーク支局長
1981年米国生まれ。京都大学文学部卒業後、全国紙、経済誌記者を経て、2016年にNewsPicksに参画し、2019年からニューヨークを拠点に。テクノロジー、スタートアップとカルチャーを幅広くカバーする傍ら、2011年からエネルギー・電力産業の取材を続ける。主な著書に、気候・エネルギー分野のベストセラー『グリーン・ジャイアント』(文春新書)など。
Luca Fong(ルカ・フォン)さん|アクセンチュア ソング マネージング・ディレクター
アクセンチュア ソングのマネジング・ディレクターで、北アメリカ地域およびAPAC(アジア太平洋)地域において17年以上のコンサルティング経験を持つ。主に、企業の持続可能で効率的な組織への変革の支援、イノベーションを通じてブランドの目的に命を吹き込み、意識的な消費行動を促す、有意義な体験をデザインする領域を専門とする。また、アクセンチュアの中国大陸における異文化および多様性に係るリードでもあり、100人以上の世界の取締役会議長、取締役、経営幹部、投資家や専門家によってサポートされている、ESGに係る専門家育成プログラムであるグローバルESGコンピテントボード(GCB.D)の資格も取得。
佐藤里菜(さとう・りな)さん|アクセンチュア ソング
2016年にアクセンチュアでのキャリアをマネジメントコンサルタントとしてスタートし、現在アクセンチュア ソングに在籍。主にグローバル×マーケティングを専門領域とし、製造・小売・旅行業・不動産など多様な業界向けに、顧客起点での体験の設計、マーケティング戦略の立案・実行を推進。
アクセンチュア ソング
音楽:ermhoi
編集・制作:サウンズネクスト
企画・協力:黒鳥社