加藤登紀子さん(1)戦争を生き抜いたピアフと母


Episode Artwork
1.0x
0% played 00:00 00:00
Nov 03 2022 6 mins   6

終戦の年、ソ連軍(当時)が満州に攻め込んできたとき、後に歌手となる加藤登紀子さんは満州のハルビンに住んでいた。加藤さんが当時を振り返る。

 「父(幸四郎(こうしろう)さん=平成4年死去)は戦争へ行ったまま。守ってくれる国も部隊もなくなり、ハルビンに残された30歳の母は3人の幼子を抱えて自分を奮い立たせました。『私の生き抜く力と判断だけが頼りなんだ』と。そこから母の本当の人生が始まったのです。仕事を、食料を懸命に探し、略奪に来たソ連兵にも毅然と対応しました。一対一の人間同士なら、必ず分かりあえる。母の言葉は私の教訓になりました」

加藤さんが、自らの反省を回顧する。

※このエピソードは、2016年に産経新聞紙面に掲載された「話の肖像画」を、加藤登紀子さんの次女である、半農半歌手の Yae さんが代読したものです。

加藤登紀子プロデュース『Yaeコンサート2022「for you」今、あなたに伝えたい @東京・渋谷伝承ホール』が11月10日に開催されます。
詳細はこちら(リンク)

■加藤登紀子(かとう・ときこ)
昭和18年、ハルビン(現・中国東北部)生まれ。東大文学部卒。在学中の40年にシャンソンコンクールで優勝。41年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、46年「知床旅情」で同歌唱賞。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」などヒット曲多数。女優、声優としても活躍した。

■Yae(やえ)
昭和50年、東京都生まれ。加藤登紀子さんの次女。平成13年に歌手としてデビューし、 NHK「みんなのうた」や人気ゲームソフトの主題歌などを歌唱。代表曲「名も知らぬ花のように」は東日本大震災応援メッセージソングとして採用された。現在は、千葉県鴨川市の「鴨川自然王国」でスローライフを送りながら音楽活動を続けている。


番組のフォローと高評価をお願いします!
Apple Podcastでは皆様のレビューも募集しています。

産経新聞社のアンケートフォームもご利用いただけます。
産経Podcastの番組改善アンケート


■産経Podcast オススメのエンタメ番組

『音声で聴く スポーツ、ここが知りたい』:産経Podcast「音声で聴く スポーツ、ここが知りたい」は、アスリートご本人やコーチ、団体運営者の肉声インタビューをお届けします。

・『競うライバル物語 ザ・ドリフターズ VS コント55号』:ザ・ドリフターズにも苦しい時代もありました。ドリフの前に立ちはだかったのは「コント55号」。〝視聴率100%男〟の欽ちゃんの快進撃を前に、いかりや長介さんも勝負を諦めていたといいます・・・

 
■番組SNSでは最新情報をお届け
Twitter 
 
■産経Podcast 公式ウェブサイト
https://sankeipodcast.com/

■産経iD 公式ウェブサイト
https://id.sankei.jp/
※会員登録(無料)することで、会員限定のPodcastコンテンツを聴くことができます。

■産経Podcastとは
新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の精鋭記者陣が厳選。
インタビュー、ドキュメンタリー、歴史、エンタメなど、15タイトル以上のオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。

See omnystudio.com/listener for privacy information.