太平洋戦争中、日本国内には3万6000人もの連合国軍側の捕虜が日本各地の捕虜収容所に収容されていました。
捕虜はアメリカ兵、カナダ兵、イギリス兵、オランダ兵、オーストラリア兵、ニュージーランド兵などで、収容所は日本全国130ケ所に及んでいました。戦後の調査でおよそ1割に当たる3500人の捕虜が栄養失調、赤痢・腸炎など疾病、体罰による大怪我、強制労働時の事故などで亡くなっています。
番組では収容所の実態を捕虜の証言、家族の証言、日記や手紙、あるいは実際に捕虜たちの姿を目撃していた住人たちの証言をもとに検証しています。
また、人道的判断により捕虜兵士の命を救った日本人、ピアノで捕虜たちの心を癒した日本少女のエピソード等も取り上げます。
出演:アーサー・ビナード 鈴木純子
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